こんにちはキッカです。
先日、フライタイヤーにとってはマテリアルの宝庫と言っても過言ではない100均に行ってきました。
そこで、こんな面白いものを見つけましたよ。
これはUVライトで硬化する材料で、アクセサリー作りに使うものらしいです。UVレジンと呼ばれるようですね。
ちなみにUVライトとは紫外線を主に出力してくれるライトのことで、ホームセンターなどでも購入可能です。
このライト自体は蓄光材を使用しているものに照射することで、長時間発光させることが可能な便利グッズなのですが、これを使って硬化させられるのであればこんな便利なことはありません。
普段キッカはフライのボディに光沢を持たせるために、エポキシ系の接着剤やネイル用のトップコートを使ってますが、硬化までに多少時間がかかるので若干使いづらさを感じてました。
ライトをどの程度照射すれば硬化してくれるのかにもよりますが、ぜひ使ってみたいと思ったので、買っちゃいましたよ。UVレジンのパッケージには、UVライト照射時は3分とあります。早い!すぐ使ってみたい!
ということで今回は、とりあえず2色買ってみました。クリアレッド、クリアアンバーです。
察しのいい方ならもう分かると思いますが、この材料でエッグフライを試しに作ってみます。
さて、どうなるかな。
マテリアル
フック : #12
材料 : UVレジン クリアレッド
タイイング(作り方)
思いのほかUVレジンは柔らかく流れやすいので、紙をまとめる時のクリップにフックを挟んで流れ落ちてしまわないように、くるくると回せるようにしておきます。
この状態で、まずはフックにチョン付けしてコアとなる部分を作ります。UVレジンを乗せて硬化させたところです。3分もかからず表面はすぐに固まりました。写真を撮る都合上、机に置いた状態で撮影していますが、実際はフックから流れないようにしながらUVライトを当てています。
その上にもう一度UVレジンを少し足し、再度硬化させます。
UVレジンを少しずつ重ね塗りして硬化を繰り返し、厚みを増していきます。
いい感じの大きさになったら終了。最後に、パッケージに記載の時間の倍に当たる6分間、ライトを照射します。内側まで固まっているのか確認する術がないですが、一応の完成!意外といい感じ!
今回使ったUVレジンは、思ったよりも色が薄かったので、もうちょっと濃い色でもよかったかな。混ぜても使えるようなので、通常のレッドや、アンバーにクリアを混ぜて薄めた方がよりいいかもしれません。
なお、UVレジンを使わずに通常のエッグフライを巻きたいという方は、下のリンク先で紹介してるので、参考にしてみてね。
注意事項
ネットで色々調べるとUVレジンは未硬化の部分があると水と相性が悪く、流れてしまうこともあるらしいので、しっかり硬化させる必要があるようです。
しっかりUVライトを当てて硬化させましょう。
ちなみにエッグ系のフライは管理釣り場では、使えないこともあるので、注意してください。というよりもこのフライは完全にアウトだと思うので、どんなフライもそうですが使用の際は自己責任でお願いします。
UVライト
最後に今回使ったUVライト「根魚権蔵」について、もう少し書いておきます。元々このライトはその名前の通り、根魚を狙う際に仕掛けやルアーの蓄光材に照射し長時間の発光をさせるものです。通常のLEDと異なり、紫外線領域の光となるため蓄光材が光を貯めこみ易くなります。
今回UVレジンの硬化に、このライトを使用しましたが、ズーム機能もあり非常に使いやすいものでした。根魚をターゲットにする方は、本来の使い方である蓄光目的に準備しておくと良いかもしれません。
プロックス四代目根魚権蔵蓄光器ズームレンズ PX9184(選べる3カラー) 価格:900円 |
まとめ
今回はUVレジンの紹介でした。100均のアイテムは本当にいろんなものがあって、タイイングに応用できるものがたくさんあるのでとっても楽しいです。
今回はエッグフライを巻いてみましたが、今までエポキシで固めていたものをこちらにシフトできそうです。何より硬化に時間がかからないのは魅力的です。
次は何に使ってみようかなーと色々と想像するのもタイイングの楽しみのひとつですね。
ではまたー