【タイイング基本パターン】エルクヘアカディスの巻き方をマスターしよう

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今日はフライタイイングの基本がぎっしりつまった、エルクヘアカディスの巻き方を紹介していきます。

このフライは比較的巻きやすいことに加え、視認性も良く、そして、良く釣れることで知られています。
また先に書いた通りタイイングの基本色々とつまっているので、タイイング教本などでは必ずといっていいほど載っています。タイイング初心者にとっては練習用として最適なフライと言えます。

では、さっそく巻き方を紹介していきます。

マテリアル

まずは今回使用する材料です。
ボディ材を使うこともありますが、個人的にはあってもなくても釣果に影響しないように思うため、今回は使いません。

  • フック : #12
  • ハックル : コックネック グリズリー
  • スレッド : 8/0 タン
  • ウイング : エルクヘア ホワイト

タイイング

フックにスレッドを下巻きします。

次にハックルを巻くのですが、下処理として数ミリほどハックルの毛をむしります。
若干写真が見づらいかもしれませんが、根本側をむしってます。

フックの後方に、先ほど毛をむしった部分をとめ、スレッドをフックのアイ側に、巻きながら移動します。

ハックルをアイ側に向けて巻きつけていき、スレッドを巻いて固定します。


余ったハックルは根元でカットします。

最後にウイングを巻くのですが、
ウイングの先端が揃っていた方がシルエットが美しいので、ヘアスタッカーを使います。

まず必要な量のウイングをカットしてヘアスタッカーに入れます。

ヘアスタッカーの底を10回ほど、机などにトントンと当てていきます。
このときそれほど強い力で打ちつける必要はありません。

ヘアスタッカーの中芯を取り出し、ウイングの先端が揃っていることを確認して取り出します。

フライのフックと同じか、若干ウイングの先端が短くなるようにセットして、スレッドを絞ります。

この時、スレッドを絞り過ぎると、ウイングが開きすぎるとともに、最悪スレッドが切れることもあるので力加減に注意が必要です。

いい感じにウイングが広がったら、余計な部分をカットし、ウイングの固定のためスレッドを複数回巻いて、ハーフヒッチで止めます。

最後にヘッドセメントか、瞬間接着剤でハーフヒッチ部を固定すれば完成です。

揃えておきたいマテリアル

エルクヘアカディスを巻くために欠かせないマテリアルがエルクヘアです。ナチュラルカラーは使える幅も広いため1つは持っていて損はありません。ちなみにマテリアルの中では比較的安価な部類です。

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もうひとつ揃えておきたいのがコックネックです。ハックル素材としては定番のカラーであるグリズリーがオススメです。コックネックは比較的高いですが、1回買えば毎日タイイングしない限り数年は持ちます。私は20年前に買ったものを今でも使っています。そうそうなくならないのでハーフサイズが最初の購入ではいいと思います。

まとめ

タイイング初心者にとっては、ひとつひとつの動作が身に着くまでは意外と思い通りにいかないかも知れません。ただ、エルクヘアカディスはタイイングの基本が詰まった基本のパターンですので、何本も巻いてタイイングの基礎を身につけましょう。

ではまたー

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【タイイング基本パターン】エルクヘアカディスの巻き方をマスターしよう」への2件のフィードバック

  1. DS

    フライ歴1年、渓流歴4ヶ月、タイイング歴1ヶ月の初心者です。
    大変参考になります。これからも楽しみにしています。

  2. キッカ 投稿作成者

    コメントありがとうございます。
    大変励みになります。更新頻度はあまり多くはありませんが、
    今後もタイイング記事を始め釣り全般の役立つ情報を提供できるように努力していきます。

    各記事で不明な点などありましたら、またコメントいただければ可能な限り回答させていただきます。

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