世の中には数多くのフライタイヤーがいて、品揃えの豊富な釣具店やネット通販などで手軽にフライが買える時代になりました。
この記事を訪れたあなたも完成フライを買ったことがあるかもしれません。
でも完成フライってけっこう脆いと思ったりしませんか?今日はたったひとつのことを実施するだけで、完成フライの耐久性を上げるコツを伝授します。
完成フライの壊れ方
完成フライの壊れ方で最も多いのはスレッドが緩み解けることによるマテリアルの外れです。
フライタイイングでは、基本的にアイの手前部分でスレッドをハーフヒッチなどの方法で巻き留めます。この作業が甘いとスレッドがほつれやすく、フライを破損してしまうことになります。
その他、フックの折れなどもありますが圧倒的にスレッドがほどけることによる破損が多いです
耐久性アップのために使うアイテム
さてフライの壊れ方が分かったところで、破壊の原因となるスレッドが緩むのを抑制するには、スレッドの巻き留め部分を補強してやれば良いことがわかったかと思います。
補強のために必要なものは特別なものではなく一般的に売られている瞬間接着剤でOKです。
フライタイイングをやっている人であれば、ヘッドセメントという瞬間接着剤よりも多少粘性のあるものを使いますが、アロンアルファなどで代用可です。私はアロンアルファよりもさらに安い瞬間接着剤を使っています。
作業で気をつけるポイント
耐久性を上げるには接着剤をスレッドの巻き留め部分に塗るだけなのですが、いくつか注意点があります。
一つ目は塗る量は出来るだけ少なくするということ。
大量に塗ってしまうとフライの重量バランスが崩れるだけではなく、付いてはいけないところにまで付着してしまう可能性が出てくるので、針の先などを使って極少量を塗るようにしましょう。
もう一つは上にも一部書いてある通り、ハックルやボディ材などにつけないようにすること。
フライの動きだけではなく、場合によっては浮力などにも影響してしまうため十分に注意しましょう。
まとめ
完成フライが簡単に買える時代ですが、完成度や耐久性はフライタイヤーの力量によりけりです。
フライは消耗品とはいえせっかく買ったものは少しでも長く使いたいもの。今日の記事が少しでもお役に立つと嬉しいです。
ではまたー