こんにちはキッカです。
今日は管理釣り場用のペレットフライを紹介します。
紹介しますが、このフライは管理釣り場によっては使えないこともあるため、管理釣り場のルールを必ず確認してください。
さて、ペレットとは管理釣り場の魚たちが食べている人工エサのことです。
姿形をペレットに似せるため釣れる可能性はグッと上がりますが、釣れすぎるためエッグ同様に禁止になっている管理釣り場がけっこうあります。
かなり反則的なフライのため、通常のフライに見向きもしてくれない時に、奥の手として使うことをオススメします。
ちなみにこのフライはスレッドを使いません。その上、ほとんど手間がかかりません。
マテリアル
- フック : #10
- フロート材(連結マット)
- エポキシ系接着剤
フライマテリアルとしてフロート材は専用の物が売られていますが、少量でなかなか高価なため、キッカは連結して使うマットを必要な大きさに切り出して使ってます。
タイイング
巻くという作業がないためタイイングという言葉を使うのは変ですが、他の記事と統一してます。
まず始めにフロート材(連結マット)を切り出します。できるだけ丸く加工するのがミソです。
次に加工したフロート材をフックに刺し、アイの方へ移動します。
これで完成でもいいのですが、一工夫入れます。
耐久性を持たせるためにエポキシ系の接着剤を使い、フロート材をコーティングします。キッカは2液混合タイプを使ってますが何でも良いです。ただ、耐水性のあるものがオススメです。
コーティングが完了したら固まるまで待ちます。硬化するまでに時間がかかるものを使う場合は、液だれするので少量を複数回に分けると良いです。
これで完成です。なんか写真の色味が変わってしまいましたが、光沢が出ているのがわかるでしょうか。
エポキシ系の接着剤を使うと固くなるので、写真のものよりも気持ち、上側に配置して針先に余裕を持たせた方がよいかもしれません。
釣り方
このフライの釣り方のコツとしては、キャスティングの際にフライで水面を叩くようにすることです。
通常、ドライフライの釣りでは魚の警戒心を上げないように自然にフライが着水するようにキャストしますが、このフライの場合は逆で水面を叩き魚にフライを認識させます。
というのも管理釣り場で魚にペレットを与える場合、そっと入れるなんてことはしていないため、ペレットに対する警戒心は元々低いためです。
また、一回のキャストで魚が出ない場合、ずっと同じところにフライを浮かせるのではなく、何度も同じところにキャストを繰り返します。魚がフライを認識し、反射的にフライを捕食してしまうような状況を作り出すのです。
ただし、周りに人がいる場合は、この水面を叩くという動作が嫌われるため、周りに人がいない場合のみにしておいた方が無難です。
まとめ
いかがでしたか魚が普段何を捕食しているかを考えるのはどの釣りでも基本ですが、こと管理釣り場においては、ペレットフライが絶大な効果を発揮します。
注意点が多いのため多用するのは禁物ですが、フライボックスに入れておけば、かなりの確率でボウズは防げます。
フライサイズやカラーなどのバリエーションを準備しておくとなお良いと思います。
ではまたー