こんにちはキッカです。
今日はマラブー系の応用フライの紹介です。
マラブーといえば、ビーズヘッドマラブーが有名で、このブログでもタイイングを紹介しています。
今回はビーズではなくヘッドの部分にディアヘアを使って、マドラーマラブーを巻いてみたいと思います。
ディアヘアを使うことで、フライのボリューム感を増すことができるので、ビーズヘッドマラブーを完全にストリーマーとして使ってしまおうというコンセプトのフライになります。
では早速巻いていきましょう。
マテリアル
- フック : #8
- スレッド : タン 6/0W
- ボディ、テール部 : マラブー オリーブ
- ヘッド部 : ディアヘア(エルクヘアでも可)
- その他 : クリスタルフラッシュ
早く沈めるために、ウェイト材を使ってもよいです。この辺はお好みで。
タイイング
フックにスレッドを下巻きしていきます。
テール材としてマラブーを巻き止めます。ボリュームが出るように多めに使いましょう。余分なところはカットしても良いですが、今回はボディに厚みを出すために巻きこんでしまいます。
マラブーにかぶるようにクリスタルフラッシュを巻き止めます。クリスタルフラッシュはマラブー に混ぜ込んで使っても良いです。
ボディ材用にマラブーを数本切り出して、フック後方からアイ側に向かって巻きつけていきます。この時アイから7,8ミリは巻かずに残しておきます。
マラブーを追加で切り出しフックに巻きつけます。
ディアヘアを切り出し、ヘアスタッカーで先端を整えてフックに巻きます。量は少し多めに取り出すと良いです。
ちなみに、ディアヘアを巻きつけるときはスレッドを強く絞るようにして巻くのがコツです。こうすることでディアヘアが放射状に開きます(フレアという)。
フライの後方にディアヘアが流れるように数回転スレッドをディアヘアの上に巻き形を整えます。
ここまできたらスレッドをハーフヒッチで止めて、接着剤で固定してしまいましょう。
さて、最後の工程ですがフレアしているディアヘアをカットしていきます。丸くするものや流線形にするものなど、形状は好みが分かれるところですが、キッカは流線形が好きなので、この形にカットしていきます。
カットの際、シザースを使っても良いですし、カミソリを使うのもけっこうやりやすいです。
カットし終わったものがこちらです。これで完成!
タイイングのポイント
いかにディアヘアをキレイにフレアさせて頭部をうまく作るかがポイント。また、流線形となるようにディアヘアをうまくフック後方に流してやるかも気にしたいところですね。
今回のタイイングではマラブーの量を多めにしボリュームをかなり稼いでいますが、もっと細身のシルエットでもいいです。その際はディアヘアの量も調整が必要になります。
まとめ
ストリーマー形のフライは巻くのがけっこう手間ですが、湖ではストリーマーは欠かせないフライなので色んな種類を持っておきたいものです。
マラブーの量を変えることでシルエットを細身から太いものまで色々と作れますし、マラブーの色を複数使っても面白いですよ。
ディアヘアをフレアさせるのに、微妙な力加減が難しいところですが、たくさん巻いてマスターしてね。
ではまたー