【タイイング】端材を利用したウイング付きアント

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こんにちはキッカです。

今日は初夏に活躍するフライのひとつであるアント系フライのタイイング紹介です。

同じアント系のフライでアントパラシュートは以前に紹介しましたが、今回は羽アリをイミテートしたフライになります。

アントパラシュートのタイイング紹介は下のリンクから見ることができます。

【タイイング】夏のフライといえばこれ! アントパラシュート

ウイングに羽毛を使うことで、水面でユラユラと動き魚にアピールします。

今回はウイング材として、ほかのタイイングで出た端材を利用します。使うのは下の写真の〇印の部分です。ブラウンマラードの根元部分ですね。

羽毛は水に弱いので魚が数回かかると浮力を失ってしまうため、釣行の際は複数本準備する必要がありますが、アピール力は高いため外せないフライです。

ちなみに、CDCとよく似た動きをするので、CDCマテリアルが手元にない時などは、この方法で代用できます。

では巻いていきます。

マテリアル

  • フック:#14
  • スレッド:ブラック6/0W
  • ボディ : タシロニンフ ブラック
  • ウイング:ブラウンマラード ウェブ 端材
  • ハックル :コックネック ブラック
  • その他:ダビングワックス

タイイング

フックにスレッドを下巻きします。スレッドはアイとは逆側に移動しておきます。

次にアントのお尻部分を作っていきます。スレッドにダビングワックスを塗り、ボディ材を絡め、巻いていきます。丸みを帯びた形状を意識して巻くことが重要です。

スレッドをフックの中央付近に持っていき、ウィング材としてブラウンマラードのウェブを適量切り出して巻きつけます。

次にハックルを取り付け巻いていきます。注意点としては、ハックルを巻きすぎない事です。多くても2回転くらいにしておきましょう。何周もハックルを巻くとバランスが悪くなるので。。。

次にアントの頭部をおしり部分を作ったのと同じ要領で作ります。

最後にスレッドをハーフヒッチで止め、接着剤で固定し、ウィングの形状を整えてやれば完成です。

タイイングのポイント

基本的なタイイングは通常のアントと同じですが、ウィングとして使っているブラウンマラードのウェブの量を増やし過ぎないことがポイントになります。

ウェブは水にあまり強くないため、量が少ないとすぐに水を吸って沈んでしまいますが、あまり量を多くするとぼてっとした感じになり、アントのボディのシルエットが崩れてしまうので、量はほどほどにしましょう。

まとめ

アント系のフライは夏場だと本当によく釣れるフライなので、いろんなパターンを持っていきたいですね。魚がどう判断しているかはよくわからないですが、アント系のフライは少し大きめに巻いてもよく釣れます。

今回は端材を利用してみましたが、ウィング材としてCDCの他エッグヤーンを少量使ったりするのも面白いですよ。

ではまたー

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