【タイイング】夏のフライといえばこれ! アントパラシュート

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こんにちはキッカです。

今日は夏の代表パターンであるアント系フライを巻きます。
浮力と視認性を上げるために、パラシュート付きで巻いていきます。

アント系はドライフライの定番でもあるので、色々なパターンのフックサイズ違いを各種揃えておくことをオススメします。

アントはどうしても黒系の色で巻くことが多いですが、パラシュート部分をつけることにより、視認性も向上するのでフライを見失うことも少なくなります。
さらにハックルをフライに対して水平に巻くため、水面でフライが安定しやすいというメリットもあります。

パラシュート部分を作るのが、タイイング初心者にはちょっと難しいかもしれませんが、ぜひマスターしてほしいパターンです。

では巻いていきます。

マテリアル

まず、マテリアルです。

アントなので、今回は黒系ばかり使いますが、アピールカラーを入れても面白いかもしれません。

  • フック   :#12
  • スレッド  :ブラック
  • ボディ材   :ダビング材 ブラック
  • ハックル   : コックネックブラック
  • パラシュート部   :ドライウィング ピンク

タイイング

まずフックにスレッドを下巻きします。この時フックの曲がり部分付近まで広範囲に下巻きします。

アントのお尻部分を作っていきます。

スレッドをフック側に巻きながら移動します。

ここでスレッドを長めに引き出し、ダビングワックスを塗って、ダビング材をスレッドに絡めていきます。

この状態でフックに巻きつけます。アントのお尻をイメージしながら、丸くなるように巻いてください。

次にスレッドをフックの中間よりやや前側に移動し、パラシュート部分を作ります。

ドライウィングを2センチほど切り出しフックに巻きます。

ドライウィングを折り返して再度固定します。

次にドライウィングを真上に引っ張りながら、その周りにスレッドを巻きつけ立ち上がるようにします。手で引っ張らなくても真上に立ち上がることを確認したら、ドライウィングの根元にスレッドを水平に巻いていきます。

この部分は次の工程でハックルが巻かれる部分になるので、ハックルの安定感を意識してください。

さて、パラシュートの部分が完成したらハックルをパラシュートの根元部分に巻きつけます。

ハックルをパラシュートに水平に巻いていきます。

このままでもほぼ完成ですが、パラシュート下のボディを作るため、お尻部分と同じ要領でダビング材を使って、ボディを作ります

ハーフヒッチを2回行い、ヘッドセメント(接着剤)で固定して完成です。

マテリアルの選び方

パラシュート系のフライを巻くという観点でマテリアルを挙げておきます。まずは視認性を上げるためのエアロウィングが必要になります。カラーはなんでもいいですが、暗い色よりは明るいものの方が見やすい傾向にあります。

TIEMCO / ティムコエアロドライウィング

価格:869円
(2020/6/19 23:44時点)

次に浮力を持たせるためのハックル材ですが、コックネックが一般的です。カラーはパターンによって使い分けが必要ですが、今回はアントに使う前提で黒を載せておきます。使い切れないことが多いので初めての購入であればハーフサイズが良いです。

ティムコ(TIEMCO) メッツ コックネック #2X1/2 ダイドブラック

価格:6,419円
(2021/5/13 01:06時点)

まとめ

パラシュート系のフライは視認性も高く、浮力の持ちも良いので、非常に使いやすいフライです。タイイング初心者には量産はちょっと難しいかもしれませんが、1パターンだけでも複数サイズがあるといろんな場面で活躍してくれますよ。

ではまたー

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