こんにちはキッカです。
渓流釣りをする方であれば、熊と遭遇することの恐怖を1度は考えた事があると思います。人があまり入らないところに行かないとなかなか思ったように釣果は伸びないものですが、そこは熊を含む野生動物の領域。彼らの住処であることを決して忘れてはいけません。
幸いキッカはこれまで熊と遭遇したことはないのですが、たまたま運が良かっただけかも知れません。足跡は見た事あるけどね。自分の手よりもはるかに大きな足跡。。。今考えると恐いな。。。
ということで、今日は熊対策について考えてみようと思います。
熊の恐ろしさ
対策の前に熊の恐さについて考えてみようと思います。まあ、ここで改めて書かなくてもご想像のとおり、まずはあの体格ですよね。北海道に生息しているヒグマは2m以上の個体もおり、そんなのが目の前に現れたらと思うとゾッとします。
あとは牙と爪ですね。たまにテレビなどで熊の爪でえぐられた木などが写されていますが、あの固い木の表面をえぐるのですから、人の身体なんか豆腐みたいなもんじゃないかな。
熊に遭遇して無傷や軽傷で済んだ方もいますが、その方達は本当に運が良かったんだなと思います。
ちなみに、キッカの師匠は熊に遭遇したことがあるそうで、その時は釣り仲間合わせて3人で大声を上げていたら何とか帰ってくれたそうです。他人事じゃないんだなと実感しました。
以降では対策について書いていきます。
熊の領域に入らない
絶対的に有効なのは、熊がいるところには行かないということ。どこに熊がいるかは把握しきれないところはありますが、普段人が入っていないようなところは危険性が高まるので、極力避けた方が無難です。
とはいえ、最近では熊も食べ物を求めて人里まで下りてくることもあり、今まで大丈夫だったところでも安全とは言い切れません。
熊の足跡やフンを発見したらすぐに、引き返した方が良いです。
また、次以降の項目も見ていただき、できる限りの対策はした方が良いと思います。
自分の存在を知らせる
熊は元々臆病な性格らしく、人を襲うのも自分の身を守るためであると言われています。
熊が人の存在に気づいた場合、熊の方から先に逃げてくれるとも言われているので、こちらの存在を知らせてあげるのは有効な対策です。
声を出すのも良いですが、ずっと声を出し続けるのもなかなか辛いので、多くの釣り人が鈴を使っています。キッカも山に入る時には必ず鈴をつけています。
鈴は出来るだけ大きな音が出るものが、遠くまで音が響くので良いです。
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ひとりで山に入らない
ひとりで山に入るのはかなり危険です。複数人いればその分会話などでこちらの存在を熊に知らせやすくなる他、万が一熊に遭遇しても熊の方から引いてくれるかもしれません。
熊にやられるのは圧倒的にひとりで遭遇した場合が多く、複数人いれば危険性が減るのは事実です。
キッカの師匠も3人いたから良かった。ひとりだったら危なかったと言ってましたよ。
車から最短で川に出る道を考える
熊に遭遇しやすいのは川で釣りをしている時よりも川に出るためにヤブ漕ぎをしてる時の方が多いようです。釣り人よりも山菜を採りに行って熊に襲われるパターンの方が多いというデータもあります。
まあ、熊から見ても不意に人が現れたらそりゃビックリしますよね。
完全な対策ではないですが、事前に地図などで川に入る最短ルートを確認しておくのが良いです。
熊に遭遇してしまったら
できるだけ熊の領域に入らないようにしていても山で釣りをしていれば、運悪く熊に遭遇してしまう可能性もあります。
熊に遭遇してしまったら、まずは慌てない事です。言葉でいうのは簡単ですが、これは相当難しいことだと思います。なんせ命がかかってますから。。。
とはいえ、こちらが慌てて急な動きをとれば、余計に熊を刺激してしまい、襲われる可能性も高くなります。とにかく落ち着いて行動することを心がけてください。
こちらが複数人いる場合は、一か所に固まり両腕を大きく広げて、声を出すのもいいかも知れません(キッカの師匠はこの方法で助かったので)。ただし相手を威嚇するのは最終手段のようにキッカは思います。特にひとりの場合などは相手を威嚇することなく、熊から目を離さないようにして後ろへ少しずつ下がる方が良いようです。
昔は死んだふりが良いとか言われていましたが、この方法は絶対にやってはいけないことらしいので、気を付けてね。
撃退スプレーを携帯する
運悪く遭遇してしまった時のために、撃退スプレーを持っておくと多少なりとも心強いです。撃退スプレーとはトウガラシなどの成分を多量に含んでおり、熊の顔に噴射することができれば、目にダメージを与え運が良ければそのまま逃げてくれます。
撃退スプレーの有効射程は10m程と非常に短距離でかつ、1発限りの使用となりますので、本当に最終手段となりますが、あるのとないのとでは雲泥の差だと思います。
少し価格は高めではありますが、今では大型のホームセンターなどにも売っているので、持っていて損はないとおもいます。
まとめ
今日は、熊の恐さと対策について書いてみました。上でも述べたようにキッカは運良く今まで遭遇したことはないですが、身近な存在である師匠が遭遇したことがあるため、決して他人事ではないと思っています。
家に無事に帰ってくるまでが釣りです。この記事が一人でも多くの人の目に触れ、そして一人でも多くの人に役立つことを願います。
ではまたー