【タイイング】カゲロウを模したフライ1 コンパラダン

Pocket

こんにちはキッカです。

今日はメイフライのひとつであるコンパラダンを巻いていきます。

ダンとはカゲロウの成虫になる一歩手前の状態(亜成虫ともいう)を指しています。カゲロウはこの状態で再度脱皮をすることで成虫(こちらはスピナーという)になるのですが、多くの種はこの脱皮を水面で行うため、無防備となる時間が多いため、このタイミングを魚たちに狙われることになります。

この特性を私たちフライマンは最大限に利用し、マッチザハッチの恩恵を受けている訳ですね。

さてさて、カゲロウにこのような特性があるため、フライの種類にも「ダン」と名前のつくものがたくさんあります。今日はその中のひとつであるコンパラダンを巻いていきます。

マテリアル

  • フック : #12
  • スレッド : タン 6/0W
  • ボディ材 : タシロニンフ ダビング モンカゲロウ
  • ウィング材 : ディアヘア
  • テール材 : バーサーテール

タイイング

フックにスレッドを下巻きし、スレッドはフックの後方に移動しておきます。

バーサーテールを2本取り出し、フックより1センチくらい出るように巻きとめます。

一旦スレッドをアイの手前5ミリほどのところへ移動し、ウィングとしてディアヘアを取り付けます。ディアヘアはヘアスタッカーで先端を整えておくことを忘れずに。

ディアヘアの余分な部分はカットします。ディアヘアを取り付けたら、前後からスレッドではさみこむように巻きます。写真の方向から見るとディアヘアに対して、スレッドが「X」の軌道を描くようにします。こうすることでディアヘアが使用中に寝てしまったりすることを防ぐことができます。

さて、ここまでできたらスレッドを再度テールの手前に移動します。

ダビングワックスをスレッドに塗りつけ、ダビング材を絡めてボディとして巻いていきます。

アイの周辺まで巻きつけたら、ハーフヒッチでスレッドを止め、接着剤を塗布して完成です。

アイ側から見るとこんな感じになります。ちょっとディアヘアの横方向の広がりが悪いですね。もっと扇状に広がっているのが良い形状なので、調整してみてください。

まとめ

いかがでしたか。今日はダンフライのひとつであるコンパラダンを巻きました。

水面のライズを狙うにはダンフライは非常に有効なフライです。ダンフライにはたくさんの種類があるので、このブログでもどんどん紹介していけたらと思います。

ではまたー

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。