こんにちはキッカです。
今日は小魚を模したフライを巻いていきます。
ミノーという単語だけでは、おそらくルアーのミノープラグを思い浮かべる方が多いと思いますが、フライにも似たものがあります。
よくミノーフライと呼ばれますが、かなり魚に似せて精巧に作られたものも数多く存在します。
ルアーで小型のミノープラグを使う場合、どうしても重量が軽くなるため、遠投が難しくなりますが、フライの場合は小さくてもフライそのものの重量は関係ないため、ある程度の飛距離は常に出せます。
フライの場合は、逆にフライサイズを大きくしてしまうと風の抵抗が大きくなり遠投は難しくなりますが‥
さて、前置きが長くなりましたが、ミノーフライを巻く時によく使われるのがマイラーチューブというマテリアルになります。魚のボディを模して使うマテリアルですが、なかなかこの使い方を詳しく書いてあるものってないんですよね。
ということでマイラーチューブの使い方もちょっと紹介しておきます。マイラーチューブの使い方もいろいろパターンがあるのですが、今日は基本的な形のものを紹介しておきます。
では巻いていきましょう。
マテリアル
- フック: #8
- スレッド: グレー 6/0W
- テール材: マラブー イエロー
- ボディ材1: マイラーチューブ ゴールド
- ボディ材2: エッグヤーン オレンジ
- ボディ材3: マラブー イエロー
- その他: エポキシ系接着剤
タイイング
フックの後方のみスレッドを下巻きします。
マラブーを適量とりフックに巻きつけます。かなり長いですが、最後に長さを調整するのでまずはこの状態でOKです。
マイラーチューブをフックの長さ分切り出します。マイラーチューブの内側には糸が入っていますが、これは取り除いてかまいません。写真の白いのが中に入っている糸になります。
マイラーチューブをフックにかぶせ、まずは後方を止めます。この時点でハーフヒッチを行い、後方の処理は一旦終わりです。
次に、フックのアイ側にスレッドを巻き、マイラーチューブを固定します。
エッグヤーンを少量とり、アイ周辺に巻きつけます。
再度マラブーを取り出し、エッグヤーンの上に巻きとめます。
さて、ここまで来たらスレッドはハーフヒッチで固定してしまいましょう。行ったり来たりになりますが、再度後方の部分にスレッドを巻きます。アイ周辺に巻いたマラブーをマイラーチューブにかぶせるようにして、後方で固定します。
ここまできたらスレッドはハーフヒッチを行い、カットしておきます。
さて、最後の工程として、エポキシ系の接着剤を使って全体をコーティングします。目的は、魚のような光沢を出すのと強度を上げるためです。
キッカは2液混合タイプのものを使っていますが、どんなものでもかまいません。
接着剤をフライのテール部以外の全体に塗っていきます。テール部にはつかないように注意してください。全体に塗り終えたら完全に硬化するまで待ち、テールの長さを調整して完成です。
全体的に光沢が出ているのと、エッグヤーンが良い感じにエラ部分の赤を表現しているのがわかると思います。
本来、ミノーフライは魚の目玉を付けるのが一般的ですが、今回は手抜きしました。ごめんなさい。。。
まとめ
いかがだったでしょうか。ミノーフライはどんな場面でも活躍してくれるフライです。
マイラーチューブも慣れないうちは巻きにくく、ミノーフライ自体も巻くのは手間ですが、大物狙いでは欠かせないフライですので、時間を見つけて少しずつ巻き貯めていくとよいです。
今回は、アピールカラーとしてイエローを主体としましたが、ブラックやオリーブなどナチュラルカラーで巻くのもよいです。色々と試してみてください。
マイラーチューブの使い方は他にもあるので、また別記事で紹介したいと思います。
ではまたー