こんにちはキッカです。
釣りをしていると釣った魚を保存するのにクーラーボックスに投入する方が多いと思いますが、みなさん保冷剤はどうされていますか。
今ではホームセンターなどでも手軽に購入できる保冷剤ですが、今日は一般的に売られている保冷剤の代わりにペットボトルを活用するメリットについてお伝えしていこうと思います。
ペットボトルを使った保冷剤
さて、作り方は改めてお伝えする必要はないかと思いますが、一応お伝えすると空のペットボトル容器に水を入れて冷凍庫に投入するだけです。ペットボトルの大きさにもよりますが、1~2晩も入れておけばだいたいの場合は凍ります。
この情報だけでは味気ないので、もう少し情報をお伝えすると、たまに塩水をペットボトルに入れて凍らせるという話を聞いたことがないでしょうか。塩水を入れる効果って知ってます?これについてちょっと深堀してみましょう。
そもそも塩を入れるとどういう効果があるかというと、融点が下がります。真水の融点(液体と固体が同時に存在する温度)は0℃ですね。これが塩を入れることで-10℃とかまで下がるわけです。なぜこんなことが起こるかというのは面倒なので割愛しますが、塩を入れると融点が下がると思ってください。
つまり、塩を入れるだけで、低い温度で保冷できちゃうってことなんです。いやー良かった良かった、今度からは塩水を入れて凍らせようと思った方は、ちょっと待ってください。
この塩水を使った保冷剤は使い方に注意が必要です。たとえば、クーラーボックスの底に、この塩水保冷剤を敷き詰め、その上に釣った魚を入れていくとします。さて、何が起こるでしょうか。
塩水保冷材の表面は、たとえば-10℃だとすると、魚の表面は凍り始めることになります。釣った魚を冷凍保存したいのなら構いませんが、鮮度を保つという目的であれば別に0℃で保てばよいわけなので、塩水でなくてもいいわけです。
塩水保冷剤を使って釣った魚を凍らせたくない場合は、真水を入れて塩水保冷剤をそこに浸けておく必要があります。
何がいいたいかというと、結局のところ普通の水を凍らせただけで事足りるってことです。これは通常売られている保冷剤にも言えることで、極端に温度が低くなる保冷剤は冷やす対象が凍ってしまうということに注意しないといけません。直接触れなければよっぽど凍りませんが。。。
ペットボトルで保冷剤を作るメリット
さて、ペットボトルを活用して保冷剤を作ることで、いろいろなメリットがあるので列挙しておきます。
- 作るのが簡単
- 使い捨てができて衛生的
- 溶けたあとに飲み水や手洗い用の水として使える
- ペットボトルのサイズによって、用途別の保冷剤が作りやすい
- ペットボトルを地面に叩きつけクラッシュアイスを簡単に作れる
などなど、通常捨てるだけのペットボトルを活用するとけっこういろんなメリットがあります。
まとめ
普段何気なく捨ててしまうペットボトルを使って、たくさんのメリットがある保冷剤を簡単に作ることができます。釣りで使う保冷剤は何かと汚れやすいため、なかなか使いまわしが難しい(というか洗ったりが面倒)ので、一度試してみてください。
ではまたー