管理釣り場の楽しみ方は人それぞれだと思いますが、ひとつの目標として100匹の魚を釣り上げるということを掲げて釣行に臨む人も多いのではないでしょうか。
でもなかなか100匹釣り上げるとなると難易度が高い。今日はフライフィッシングで、これを実現するためのコツをお教えしましょう。
100匹の魚を釣るという事
さて、管理釣り場といえどなかなか100匹の魚を釣るのは至難の業です。というのも、仮に管理釣り場が8時オープンで17時まで営業していたとします。営業時間としては9時間です。この間、お昼ご飯を食べたり、ちょっとは休憩を挟んだりしたとして、実際に釣りに当てる時間を8時間とすると、単純に1時間に12匹超の魚を釣らないといけません。
1時間に12匹というと何となくいけそうですが、5分に1匹のペースです。こう言うとけっこう大変そうな気がしませんか。かなり手返し良く釣っていかないと達成できなさそうですよね。でもコツさえつかめば、けっこう簡単にいけたりするので、今回の記事を実践してみてください。
ちなみに、100匹というのは単なる区切りの目標であって、これ自体には何の意味もありません。ただ、目標を持つことは大切です。達成するには、状況、テクニックと色々なものが必要になります。きっと目標を達成した時にはかなり成長していると思いますよ。では早速コツをお伝えしていきます。
人の少ない日を選ぶ
管理釣り場の魚といえどスレます。というよりも、管理釣り場の魚ほどフライやルアーなどの疑似餌を見る機会が多いため、自然河川よりもよっぽどスレていることがあります。
多数の魚を釣るには手返しもさることながら、魚のやる気が最も重要です。人が多いときは場所を頻繁に変えるなどしてできるだけスレていない魚を探すようにしましょう。
ちょっといきなりコツでも何でもない当たり前のものでしたね。では、もう少し真面目に見ていきましょうか。
ライズの有無と魚のいる深さを見極める
タックルを準備している段階からもう目標達成に向けた準備は始まっています。まずはタックルをセットしながらライズの有無を確認してください。ライズがあればドライフライを選択し、無い様であればニンフによるルースニングを選択します。
同時にタナを探る必要があるため、魚がどの深さに多くいるか見るようにしてください。水質がクリアでない場合や魚の位置が確認できない場合は、タナを1mにとって釣りを開始します。
なお、タナの深さを手軽に変えられるように、インジケータは位置を変更できるものがオススメです。
手前の魚から狙う
管理釣り場では手前1mの距離にも魚はいます。まずはこの魚たちを狙いましょう。
手前の魚から狙うのには理由があります。多少距離がある位置の魚を狙って釣る場合、ファイトの際に手前の魚場を荒らしてしまい、魚の警戒心をあおってしまうため数釣りをするのであれば、手前の魚から狙うのは定石です。
手前の魚のやる気がなくなってきたら、徐々に飛距離を伸ばしやる気のある魚を狙っていきます。ただし、次に書くとおり、遠投は控えた方が無難です。
奥の魚は狙わず左右の魚を狙う
フライの特性上、遠い位置の魚を狙う場合はラインを送ってやる必要がありますが、飛距離が伸びれば伸びるほど、ライントラブルの原因となります。
また、5分に1匹の魚を釣らなければならないため、ファイトに時間をかけていられません。送り込んだラインが長ければ長い程取り込みに時間がかかるため遠投は避けた方が無難です。
前方方向の魚のやる気が薄れてきたときは、左右方向に狙う場所を広げ丹念に探っていきましょう。ただし、左右に人がいるときは迷惑にならない範囲で!
時間を意識する
朝一は調子が良かったのに、お昼頃になると全く釣れなくなるというのは良くあることです。
よく朝まずめや夕まずめと言いますが、管理釣り場の魚にもこれは当てはまります。特に朝まずめの時間帯は夜にしっかり休んだ魚たちの活性が高くなる時間帯でもあるので、もっとも釣果を上げやすい時間となります。
アワセを意識する
当たり前のようですが、管理釣り場ではいつの間にか釣れていたということがけっこうあります。
ドライフライであれば食ってくる瞬間が見えるので問題ありませんが、ルースニングの釣りでは常にラインやインジケータの動きをよく見て、アタリを逃さないようにしましょう。
アワセをしっかりするということは、1匹を確実に物にするだけではなく、フライを飲まれて処理に時間を取られることを避ける効果もあります。
釣り場を休ませる
しばらく釣っているとフライに全く反応してこなくなるタイミングがあります。その時々ですが、多くはお昼時が最も活性が低くなるため、その時は思い切って釣り場を休ませましょう。
魚だけでなく人も休まないとキツいので、このタイミングでお昼を食べたりして休憩しましょう。
まとめ
管理釣り場の釣りで数釣りを目的にしている人向けの記事でした。数がたくさん釣れるということはフィールドの状況を把握できているということでもあるので、これも立派なテクニックです。
いろんな手法を試して100匹釣りあげてみてくださいねー
ではまたー