サイトフィッシングという釣りのスタイル

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こんにちはキッカです。

サイトフィッシングという釣りのスタイルはご存じですか?

よく見えている魚は釣れないといいますが、この釣り方は見えてる魚を釣るスタイルです。

自然の川や湖でもごく稀に魚が見える範囲に定位していることがあります。この魚を釣るのです。

魚がいることはわかっているので、あとは釣るだけ。簡単ですね。なーんて思ったら大間違いで、サイトフィッシングはかなり難しい釣りとなります。

でも見えている魚を自分の思ったように釣れるととっても楽しいんですよ。なので、魚を見つけたらまずは狙ってみましょうね。

ということで、今日はサイトフィッシングの難しさと見えている魚の攻略法をお伝えしていきます。

サイトフィッシングの難しさ

見えている魚を釣るのが何故そんなに難しいか、それはこちらから見えているということは魚からも見えている可能性が高いということになります。

相手から見えている場合、もちろん警戒されてしまいます。

こんな時はどうするか。

体制を低く構える、物陰に隠れるのが簡単にできる対策になります。

高校や大学の物理をとっていた人なら聞いたことがあるかも知れませんが、光は屈折率が異なるところに入るとき屈折します。これを入射光と屈折光と言いますが、この入射光が入る角度を浅くしていくとある所で、光は反射(全反射という)します。

具体的に説明すると、頭の頂点から出た光は立った状態だと、水中に屈折して入っていき魚に見えてしまうかも知れませんが、体制を低くし光が入る角度を浅くしてやることで、水面で全反射を起こし魚の目には届きません。

急に物理の授業のようになってしまいましたが、要するに体制を低くするだけで魚からは見えにくくなりますよということです。

サイトフィッシングに限らず、釣りでは基本ですね。

ということで、まずは相手に気づかれるなというお話でした。

見える魚へのアプローチ

運よく魚を見つけ、こちらに気づかれる前にさっと身を隠せたとして、見える魚を釣るために色々と苦労は続きます。

低くした体制のまま魚のすぐ近くに、仕掛けやルアー、フライを流してやる必要があります。

流れのある川では、上流部から仕掛けなどを流し、湖など止水型のポイントでは魚の少し向こう側にキャストして魚の口元へ誘導してあげます。

この時注意しなくてはいけないのは、動作を小さく行うことです。

大きな動作をしてしまうと魚に気づかれ可能性が高く、かつ、体制を低くしているためバランスを失いかねません。極力小さい動作を心がけます。

また、仕掛けなどの着水音にも気をつけます。なかなか音をまったく出さずに着水させるのは難しいですが、そっとキャストするようにしましょう。

複数回、魚の口元に仕掛けを流しても食いついてこない場合は、気づかれて警戒されているか、完全にスレているか、まったくやる気がないかのどれかです。

口惜しい気持ちもわかりますが、その1匹によほどのこだわりが無い場合を除いて諦めた方が無難です。

まとめ

いかがだったでしょうか。流れが穏やかで、かつ、水が澄んでいないとサイトフィッシングは難しいのですが、そういうポイントに何度も足を運ぶうちに、いつかそんな場面に遭遇することが必ず出てきます。

そのときは、あわてずに体制を低くし深呼吸してから次の行動に移るようにしましょう。目をつぶって深呼吸して魚を見失わないようにね。

ではまたー

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